
必須アミノ酸(EAA)は、私たちの体内で合成できないアミノ酸のことで、食事から摂取する必要があります。これらのアミノ酸は、体の機能維持や健康に重要な役割を果たします。今回は必須アミノ酸が不足することで身体に起きる変化を紹介していきます。
筋肉量の減少

必須アミノ酸が不足すると、筋肉の分解が進み、筋肉量が減少します。特に、バリン、ロイシン、イソロイシンといった分岐鎖アミノ酸(BCAA)は、筋肉の成長と修復に不可欠です。不足すると、筋力低下や疲労感を感じやすくなります。
免疫力の低下

アミノ酸は免疫細胞の生成や修復にも関与しています。必須アミノ酸が不足すると、免疫力が低下し、感染症にかかりやすくなります。アルギニンやグルタミンは免疫細胞の機能をサポートする重要なアミノ酸です。
皮膚や髪の健康悪化

必須アミノ酸は、コラーゲンやケラチンといったたんぱく質の生成にも必要です。不足すると、皮膚の弾力性が失われ、乾燥やシワが増えることがあります。また、髪の毛も弱くなり、抜け毛が増えることがあります。
集中力や気分の変動

必須アミノ酸は、神経伝達物質の生成にも関与しています。例えば、トリプトファンはセロトニンの前駆物質であり、気分や睡眠に影響を与えます。不足すると、集中力が低下し、気分が不安定になることがあります。
成長や発達の遅れ

成長期の子どもにとって、必須アミノ酸は特に重要です。不足すると、成長や発達が遅れ、体格や知能の発育に影響を及ぼすことがあります。リジンやヒスチジンは、成長ホルモンの分泌を助けるアミノ酸です。
まとめ
必須アミノ酸は、健康維持に欠かせない栄養素です。不足すると、筋肉量の減少や免疫力の低下、皮膚や髪の健康悪化、集中力の低下、成長の遅れなど、さまざまな健康問題が生じます。バランスの取れた食事を心がけ、必須アミノ酸を十分に摂取することが重要です。